『ゴルフボディターンバイブル』の36ページに、「ひざからくるぶしまでは垂直に、これが最適バランスだ」ということで、「水飲み鳥」の最適バランスの写真がある。これは、ひざからくるぶしまでは垂直にとあるが、ひざからお尻までは後に突き出ている。また、セットアップで、クラブシャフトを股関節にあてて、両手でシャフトを後方に押していくとDVDにあった。そうしたことから、股関節を後にグッと引いてセットアップしてみた。ひざから股関節は斜めになった感じになる。しかし、これでは飛距離は伸びず、お尻は後に突き出すポスチャーは間違っていることがわかった。
今一度、マイク小西氏の書籍をひもといてみた。1993年発行の対談形式になった「ゴルフ・ボディターンバイブル」の77ページ練習ドリルに、「椅子を利用してふくらはぎの緊張感を体験」とある。お尻を上方向に押し上げると、ふきらはぎに緊張感(張り)が出てくることが大切と書いてあった。気をつけの姿勢から、股関節を45度前傾させると、ふくらはぎに緊張感を感じる。それが正しいポスチャーである。したがって、ひざからくるぶしまでは垂直というだけでなく、ほぼ足は地面に垂直になっていること。
ふくらはぎの緊張感を持って打ってみると、距離は少し出るようになった。