ウエスタンレッドシダーのウッドデッキを、張り替えながらだましだまし使ってきましたが、板が腐りだし危険な状態だったので、今後のことを考えて人工木のYKKリウッドデッキ200にすることにしました。今回は、ウッドデッキ下の土間コンクリートいっぱいの広さのデッキ(奥行7尺×間口2間)にし、正面に段床1段を出すことにしました。段床分の土間コンクリートがなかったので、50cm分土間をモルタルでDIYしました。ウッドデッキもネットで探した業者に設置を見積もってもらったところ、予算オーバーだったので、部材だけ購入して、自分で組み立てることにしました。
注文して、1週間ぐらいで部材が届きました。31口の段ボールで、かなりの場所をとりました。今回、DIYで組み立ててみて、自分なりに覚えとして記録をしておきたいと思います。
1 材料の確認をする。
部品ごとに、ネジや取り付け部材・木栓などが袋に入っています。ほとんどのものが、必要数ぴったりしか入っていません。一部、ネジや固定ピンが余分に入っていました。まず間違いなく数は入っていますが、到着時に、同梱部品のチェックをしておくことが大切です。
2 寸法の確認。
墨出しをするために、チョーク壺、水平器、レーザー水平器、指金などを用意しましたが、だんだん面倒になって、大引き・束柱・根がらみを組み立てて全体の位置を確認しながら位置を決めていきました。これは、基礎が束石ではなく、土間コンクリートだったことでできたことだと思います。
3 調整式束柱は便利。
DIYをする場合、ウッドデッキの平行を出すことが一番難しいと思いました。その点、調整式束柱は簡単に高さを調整することができ、とても便利でした。また基礎や土間コンクリートにある傾きにも、調整式束柱は対応できます。
4 デッキ材の押さえ
DIY前に、いろいろなホームページや動画を見て、組み立て方を研究しました。その中で、「リウッドデッキはしっかり作ってあって、穴とネジがぴったり合えば簡単に組み立てられる」とありました。特に、デッキ材の押え金具を取り付ける時に、下穴と合わないことがあり、ゴムハンマーで横から叩いたり、ねじを斜めにつけようとしましたが、もう一枚のデッキ材で横からバンバンと押し込んでやると、最も簡単に押え金具と下穴が合うことがわかりました。
5 余る部品と足りない部品。
特に指定しなければ厚幕板Dタイプが来るようですが、1枚目のデッキ材の固定をするときに、スペーサーは大引きの本数しか必要ありません。薄幕板Eタイプだと、大引きの間にもスペーサーを入れるので、倍近くの数がいります。厚幕板の場合は、スペーサーが余るようです。段床や間口が広いデッキの幕板は途中で連結する場合があります。そのとき幕板直線連結カバーで境目をカバーしますが、このカバーの下の穴用の木栓はありません。ここで木栓を使ってしまうと、どこか見える部分の木栓がたりなくなってしまうので注意が必要です。
6 段床の設置も同時に行う。
早く本体のウッドデッキが見たかったので、まずウッドデッキ部分を作ってから、段床の設置をしましたが、これが結構面倒でした。段床の束柱を取り付けるために、ウッドデッキの床下にもぐらなければならない場面がありました。段床を取り付ける場合は、ウッドデッキのデッキ材を張る前に、束柱や大引きを設置した方が断然楽にできます。ウッドデッキと段床は、並行して組み立てていくとよいと思います。
4日間で作業は終わりました。しかし、8月の4日間だったので、熱中症に気をつけながらの作業でした。できれば夏は避けたいところです。DIYしてみて、デッキの組み立て方がわかったので、今後、何か修理をする時にも役に立ちそうです。業者に依頼するよりも、10万円以上お値打ちに設置することができました。