ベランダ床面塗装 

 築12年目で、ベランダの床面のFPR塗装が劣化し、所々亀裂が見えるようになってきました。外壁塗装の業者からも、塗装をした方が良いというアドバイスがあり、塗装業者に、見積もりを聞いたところ17万~20万円ということでした。外壁塗装をしてくれた職人からは、「自分でやったら」ということも聞いていたので、2012年8月5日最高気温35度の真夏に自分で塗装してみました。
材 料 費 等
アトレーヌ水性防水材 グレー4kg1個      4,200円
アトレーヌ水性トップSG 遮熱グレー3kg1個  5,460円
メグロ化学工業塗料密着剤(水性) 250g1個   2,100円
標識ロープ(エアコン吊り上げ用)         198円
万能刷毛 3本                  294円
ローラーセット(ローラー、受け皿)3セット   1,194円
マスキングテープ(24mm幅) 1個          88円
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  合   計               13,534円
※ 塗料・塗料密着剤は、ぺいんとわーくすでネット注文しました。
塗装用品は、カインズで購入。
事 前 調 査 
 いろいろとネットで調べたところ、耐久性・防水性の面から、塗料はアトレーヌを使うことにしました。 家のベランダの床面はFPR塗装がしてあり、この上にアトレーヌの塗料は使えるのかどうかが課題でした。ネット上の塗料ショップの何店かにメールで質問をすると、アトレーヌ水性塗料は、FRP防水面には利用できないこと、もし塗装する場合は下地処理としてアセトンによる脱脂作業および工具による研磨作業等が必要となることなど、使えないという返事だした。そこで、アトレーヌの製造元であるアトミクスのホームページのカタログ請求ページから、質問をしてみました。回答は以下の通りです。
① トップコートのみの塗装の場合は下塗り(プライマー)は必要です。
 ※ 但し下塗り(プライマー)はアトレーヌ水性防水材を1回塗って頂く事となります。
② アトレーヌ水性トップSGに骨材を入れる場合はアトレーヌ防滑材を混入して頂く事となります。
 水性トップHより防滑(ノンスリップ)度は下がりますが軽度防滑の仕様となります。
③ FRPベランダ防水の上にはベストシーラーK/Kパウダーセットは必要ありません。
アトレーヌ水性防水材からの施工となります。
 ※共通 FRP素地の上に施工する場合は全面サンディング(目粗し)処理が必要となります。(表面ワックスがあった場合は付着不良に繋がる為です。)

 以上のことから、床面水洗い→塗料密着剤(プライマー)→アトレーヌ水性防水剤2回塗装→アトレーヌ水性トップ1回塗装で行うことにしました。心配していたのは、塗料密着剤がアトレーヌの防水剤に合うかどうか、トップコートに滑り止め(防滑材)が入っていないが、ツルツルで滑りやすくならないかという点でした。※塗装手順表
作 業 手 順
表面の塗装が、かなり劣化しています。塗装面積は、側面も入れて540cm×100cmです。 塗装がはげ、ヒビのような箇所もたくさんありました。
排水溝には、泥汚れがあります。 排水溝には、このように亀裂が2,3か所ありました。
前日に水洗いをしました。 変色部分は洗ってもとれないところがありました。
   
エアコンの室外機を吊り下げました。 今回の塗装用品です。
プライマーを塗りました。 しみこみが多かったのか、足りなくなってしまいました。
1回目の防水剤を塗った後です。薄めずに塗るので、かなりコテコテした感じでした。気温が高く、塗料の垂れがすぐに固まってしまい、デコボコができてしまいました。 室外機から水が垂れてきたので、ビニル袋で保護しました。
2回目の防水剤を塗った後です。1時間半ぐらいで乾きました。 ローラーと刷毛で、ダマにならないように気をつけました。
   
トップコートを塗りました。 防滑材は入っていませんが、もともとのデコボコが塗装後にも表面に現れて、滑る感じはありません。
 すっかりきれいになりました。 あとは、どれぐらい耐久性があるかです。

(C) Yoshihisa Miwa
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